今日は非常に寒い!!ですね。
一昨日は、春かと思うくらい暖かったのですが、立春の昨日から急に冷え込みました。
最近はTVのニュースなどでもヒートショックが話題になっていますが、これだけ寒暖の差が激しいと家の中の温度差だけでなく、外気によるヒートショックが起こりそうですね。
昨年12月の後半から今年にかけて私の周りではお亡くなりになる方が非常に増えています。
私の祖母も1月11日に亡くなりました。
1年を通して冬場の死亡率が高いことは世の中の常識ですが、その理由は意外に知られていません。
実は、冬場の死亡率が最も高いという傾向は昔からあったわけではなく、日本がまだ発展途上にあった明治時代半ばあたりまでは死亡率がもっとも高いのは夏の暑い時期でした。その後、徐々に夏に対して冬に亡くなる人の割合が高まってきて、高度成長期には完全に逆転したのです。
冬場の死亡率が高い原因は「寒さ」だという人もいますが、もし、単純に「寒さ」が原因だとすれば上記のことはあてはまらないし、寒さが厳しい地域ほど死亡率は高くなることになるわけですが、寒さが厳しい地域ほど冬場の死亡率は低くなっています。
冬の死亡率が高いのには、2つの大きな理由があります。
その一つは「家の中の寒暖の差が大きいこと」です。
寒暖の差を少なくするための対策は、居住空間の温度を上げ、できるだけ家中の温度を均一に保つことしかありません。
厚着をするという方法もあり、着る枚数を増やして体温が逃げないようにすることで寒暖の差は感じにくくなります。
しかし、家の中に寒い場所があれば、その場所にいることで冷気を吸い込み肺が冷えることにより免疫力が低下するのは厚着ではカバーできません。
肺の免疫機能が下がれば当然ながら風邪などを引きやすくなります。
また、冬場、暖房の効いた部屋と冷えたままの廊下やバス、トイレとの温度差は15℃ほどになります。そして、深夜や早朝などには布団の中の温度と室温との差が20℃近くにもなり、布団から抜け出るのがつらくなります。
急激な温度差は人の体にとって大きな負担となり、心臓発作や脳卒中を引き起こす「ヒートショック」の危険にさらされます。
夜中に目が覚めてトイレなどに行こうとして亡くなってしまうケースは後を絶ちませんし、こうしたヒートショックを防ぐためにも室内の暖かさを均一に保つことが大切なのです。
まだまだ寒い日が続きますので、体調などを崩さぬよう気を付けましょう。